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訪問看護を利用しよう!サービス内容などについて詳しく解説
2024年01月30日
訪問看護を受けたいと考えた方のなかには「訪問看護ではどんなサービスを受けられるの?」
と疑問をもつ方も多いでしょう。
そこで今回は、訪問看護のサービス内容についてご紹介します。
訪問看護の概要やサービスを受ける前の注意点などを知りたい方は、本記事を参考にしてください。
訪問看護とは
訪問看護は、利用者の心身機能の維持や回復を目的として、その人らしく自立した日常生活を住み慣れた地域や自宅で送れるよう支援する看護の方法です。(※1)
以下をお考えの方におすすめのサービスです。
・病気や障がいを持っていても家族のそばで暮らしたい
・最期を住み慣れた自宅で過ごしたい
・家庭環境や身体状況により通院が難しい
訪問看護には、以下の看護師資格所有者が携わります。
・看護師
・准看護師
・保健師
・助産師
訪問看護を実施している病院やクリニック、訪問看護ステーションなどから出向きます。
そのほか、リハビリテーション専門資格を所有する理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などが携わります。
看護が必要ならば誰でも利用できる
訪問看護のサポートは、訪問看護が必要な方全員が対象です。
小さなお子さんからご高齢の方まで年齢関係なく利用できます。
また、障がいなど病状の重さに関係なく誰でもサービスを受けられるのが嬉しいポイントです。
保険の種類でサービス内容や料金が異なる
訪問介護は以下の保険を利用してサービスが受けられます。
・介護保険
・医療保険
介護保険適用の訪問看護は、要支援1~2または要介護1~5に該当する必要があります。1回のサービス時間は20分から1時間30分で、回数はそれぞれのケアプランによって異なります。
医療保険適用の訪問介護は年齢に関係なく利用でき、1回のサービス時間は30分から1時間30分。回数は原則週3回です。ただし、疾患により週4回利用可能な場合もあります。
利用料金は、介護保険と医療保険でそれぞれ異なります。介護保険では加算料金がかかったり医療保険では年齢や所得などが関与したりするため注意が必要です。
訪問看護のサービス内容
訪問看護のサービス内容は、主に以下のとおりです。(※1)
サービス内容 |
脈拍・血圧・体温測定、病状チェック |
入浴や洗髪・清拭の介助、食事や排泄の指導 |
褥瘡の処置、在宅酸素 |
医療処置(医師の指示のもと)、医療機器や人工呼吸器の管理 |
終末期のターミナルケア、看取り |
そのほかにも、認知症や介護のアドバイス、嚥下機能などの考慮した在宅リハビリテーションなどを実施します。
利用者の方の日々の生活をサポートする内容はもちろん、最期を安心して過ごせるよう支援、利用者のケアだけでなく利用者家族にも寄り添い、自宅ケアの充実をはかります。
訪問看護がおすすめの理由!メリット3選
「最期を自宅で過ごしたい!」などと考えている方には、訪問看護の利用がおすすめです。
訪問看護のメリットは、主に以下の3つです。
➀住み慣れた環境でサービスが受けられる
➁24時間対応可能で安心感がある
➂家族の負担を減らせる
それぞれについて、詳しく説明します。
住み慣れた環境でサービスが受けられる
訪問看護を検討する際、自宅でのケアを希望する方も多いのではないでしょうか。
とくにご高齢の方では、不慣れな病院や介護施設で生活するよりも、慣れ親しんだ環境のなかで生活できた方がリラっクスできるでしょう。
施設生活は、生活リズムやトイレなどの環境もガラッと変わりやすく、ストレスを感じる場合も。
自宅療養を選択すれば安心感も得られ、ゆったりと気持ちを落ちつかせることも可能です。
24時間対応可能で安心感がある
訪問看護は24時間365日対応可能なため、日中はもちろん夜間も利用できます。
また、休診日がないため一般的な病院がお休みのときでも看護サービスの利用が可能です。
訪問看護には「オンコール制度」があるので、連絡がとりたいと思ったときにいつでも看護師とやりとりができます。
心配事があれば担当の看護師に伝えるだけで、急変時の対応や救急車の手配、臨時の訪問などをしてくれるため、利用者も家族も安心して生活できるでしょう。
ただし、オンコール非対応の訪問看護ステーションもあるため、契約する前に事前に確認してください。
家族の負担を減らせる
介護を家族が担当している場合に負担になりやすい点は、主に以下のとおりです。
・目を離せないなどの精神的な負担
・送迎や移動補助などの肉体的な負担
・施設利用料が高額などの金銭的な負担
家族それぞれの生活と介護を全てこなすためにはさまざまな努力が必要となり、家族であっても負担に感じることも増えるでしょう。
看護を受ける方が1人で通院できない場合は、家族の送迎サポートが必要です。
訪問看護を利用すれば、移動なしで看護サービスが利用できるため、サービスを受ける本人や家族の肉体的負担が軽減できます。
外部の人に見られずにサービスが受けられるのも嬉しいポイントです。
また、訪問看護は保険が適用されるため、1割から3割負担に抑えられ、病院や介護施設を利用して看護を受けるよりも金銭的負担を減らせるでしょう。
訪問看護は、医療面のサポートだけでなく日常生活のサポートもします。
利用者にはもちろん家族にも寄り添ってくれるため、それぞれの負担も軽減できるのが大きなメリットです。
まとめ
訪問看護は、年齢や病状の重さに関係なく訪問看護を必要とする誰もが利用できるサービスです。
心身機能の維持や回復を目的として、その人らしく自立した日常生活を住み慣れた地域や自宅で送れるよう支援します。
保険の種類でサービス内容などが異なりますが、住み慣れた環境で看護サポートが受けられ、家族の負担も軽減できるなどメリットも豊富です。
訪問看護のサービス内容について知りたい方は、本記事を参考にしてください。