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訪問看護師とはどういう仕事? 「やりがいがある」と言われる理由を解説

2023年06月28日

ここ数年注目を集めている訪問看護師というお仕事。

自宅で療養する患者のもとで医療サービスを行うのが看護師のことですが、病院で働く看護師とはどのような違いがあるのでしょうか?

本記事では、訪問看護の主な仕事内容、やりがいのある点や働き方のメリットについて紹介します。

訪問看護師とはどういう仕事? 「やりがいがある」と言われる理由を解説

訪問介護とは?

訪問介護とは、看護師が在宅で療養する患者の自宅に訪問して、医師の指示や医師との連携により病気や障害に応じた看護を行うことです。

訪問看護はどんな人が利用する?

訪問看護の対象となる人は、障害や疾患を抱えているものの入院ではなく在宅で療養することを選んだ患者です。

訪問介護を選ぶ患者は基本的には60歳以上の高齢者が多いものの、通院が困難な人、障害がある人、終末期の人など、子供から老齢者まで幅広い年齢の患者が訪問看護を利用できます。

訪問看護師になる資格

訪問看護師として働きたい場合に必要な資格は、認定看護師の国家資格です。

必須ではありませんが、患者の特定の病状について専門的な知識を発揮できる専門看護師も、訪問看護師として働く際に持っておきたい資格です。

専門看護師は老人看護、小児看護、がん看護、慢性疾患看護など13の分野があります。

訪問看護師として働くために必要な経験

訪問看護師として働くためには、看護師としての資格を持っていることが前提となります。

その上で、訪問看護師は基本的に一人で医療処置や家族との相談などを行うため、看護師としての臨床経験が少なくとも3~5年ある方が良いと言われています。

訪問看護師とはどんな看護師? 訪問看護師の主な仕事内容

訪問看護師の仕事内容にはどのようなものがあるのでしょうか? ここからは、訪問看護師が実際に行う仕事内容を具体的に解説します。

健康状態の観察

患者の体温、血圧、脈拍などのバイタルチェックを行います。また、家族や患者本人への問診を通じて、体調の変化や心配ごとを聞き出し、患者の健康状態を把握します。

医師との連携による医療処置

患者への点滴、インスリン注射、カテーテル管理などを行います。

また、服薬指導、在宅酸素や人工呼吸器の管理を行います。

認知症ケア

訪問看護を受けている患者に認知症がある場合、家族の負担を減らすためにも認知症による事故防止、認知症介護の認知症介護のアドバイスなどをします。

リハビリサポート

訪問看護師が身体機能回復のためのリハビリをサポートすることもあります。

寝たきりの患者が座ったり立ったりできるように訓練を行ったり、家族へのアドバイスを与えたりします。

家族へのアドバイス

訪問看護が必要となる患者は24時間自宅で療養しているため、どうしても家族への負担は大きくなってしまいます。

家族が安心して在宅で患者を看護できるように、訪問看護師は家族の悩み事の相談を受けけ、アドバイスや必要な支援の提案をします。

報告書作成

訪問看護師の仕事にはカルテの管理や訪問記録も含まれます。

訪問ごとに、患者の健康状態や看護の内容をまとめた訪問記録を作成します。

また、月ごとに訪問看護報告書を作成し、かかりつけの医師や理学療法士など、患者の医療に関わる人と情報をシェアします。

訪問看護が「やりがいがある」と言われる理由

訪問看護は患者の自宅で一人で看護を行う大変さがある一方で、実際に訪問看護師として働く人からは「やりがいのある仕事」と言われることが多いです。

訪問看護がやりがいのある仕事とされる理由は何なのでしょうか?

ここでは、訪問看護師として働くことのメリットや魅力を紹介します。

患者と深く関わることができる

病院での勤務中は、一度に複数の患者を診るのが一般的。

シフトごとに担当する患者が変わることも多く、患者一人一人に寄り添った看護を行うのは難しくなります。

訪問看護では一度の訪問で一人の患者と向き合うことになります。

病院で複数の患者を診るよりも訪問看護の方が患者ごとにじっくり時間をかけて看護を行えるため、看護の質も高くなり、やりがいを感じやすくなります。

患者と長く関わることができる

入院病棟で看護師が患者に関われるのは入院中の短期間です。

また、複数の看護師がいる病院ではシフトごとに担当する患者が変わってしまい、患者との関係は希薄です。

訪問看護では、中長期的に患者と関わることができ、患者をよく知ることで信頼関係も深まります。

患者ファーストの看護ができる

病院での看護はいろいろな規制やルールがあり、時には患者のためにならない看護をせざるを得ない時もあります。

訪問看護では、病院のルールには縛られず、患者や家族の求める看護ができます。

患者の健康や家族の要望を最優先した看護が行えるのは、訪問看護の大きな魅力の一つと言えるでしょう。

まとめ

訪問看護師として働くには大変さもありますが、患者優先の看護が行えるためやりがいを感じる人も多いです。

これからさらに深刻な高齢化が進んでいき、訪問看護のニーズは高まっていくでしょう。

訪問看護師として働いてみたい人は、本記事で紹介した仕事内容や、やりがいを感じるポイントを参考にしてみてください。

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