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訪問看護師に向いている人の特徴やメリット・デメリットとは?
2023年05月17日
訪問看護師の需要は年々増え続けており、転職先として選ぶ方が増えています。
その一方で、訪問看護師に自分は適しているか悩んでいる方も多いでしょう。
訪問看護師と看護師の代表的な職場である病棟看護師には、明確な違いがあります。
本記事では、訪問看護師に向いている人の特徴や、訪問看護師になるメリット・デメリットを解説します。
訪問看護師への転職を考えている方は参考にしてください。
訪問看護師に向いている人とは?仕事内容とともに解説
はじめに、訪問看護師の仕事内容や向いている人の特徴を紹介します。
訪問看護の仕事に興味がある方や、自分が訪問看護師に向いているか気になる方は参考にしてください。
訪問看護師の仕事内容を解説
訪問看護とは、看護師が自宅で療養している方の元を訪れ、医師の指示やケアマネージャーが立案するプランに基づいて看護を行う仕事です。
少子高齢化などの背景もあり、病状が安定していて病院ではこれ以上病状の変化が望めない患者さんは自宅での療養をすすめられるケースが増えています。
しかし、家族だけで療養が必要な病人を支えるのは大変です。
そこで、訪問看護師が定期的に患者さんの元を訪れて看護を行います。
訪問看護は、健康保険や介護保険といった公的な保険が利用可能です。
訪問看護の仕事は病人の健康観察やケアはもちろん、家族から相談を受けたりサポートを行ったりと多岐にわたります。
訪問看護師は、訪問看護ステーションから患者さんの元に派遣されます。
24時間体制を取っていますが、患者さんの元に訪れるのはほとんどが日中です。
訪問看護師に向いている人の3つの特徴
訪問看護の仕事に向いている人の特徴は以下の3つです。
- 臨機応変に対応できる人
- コミュニケーションを取るのが苦ではない人
- 体力がある人
前述したように、訪問看護の仕事は多岐にわたります。
現場でとっさの判断が必要となるでしょう。
指示待ち人間ではなく、臨機応変に対応できる方が訪問看護師に向いています。
また、訪問看護師として働く場合は患者さんはもちろん、患者さんの家族とも親密にコミュニケーション取る必要が出てきます。
場合によってはスムーズに意思疎通ができるまで時間がかかるかもしれません。
粘り強い対応ができる方が向いています。
このほか、訪問看護は1日で何件もの家を回るケースもあります。
看護サービスの内容も、体力勝負の場合も多いです。
体力がある方の方が訪問看護の仕事に向いているといえます。
向いている人必見!訪問看護師のメリット3つ
訪問看護師には、以下の3つのメリットがあります。
- 夜勤がない
- 1人1人に丁寧なケアができる
- やりがいがある
病棟看護師は、どうしても夜勤があります。
育児や介護と仕事を両立したい方にとって、夜勤必須は頭が痛い問題です。
「仕事は続けたいけれど、夜勤にどうしても入れないので病棟看護師を退職した」といった方もいるでしょう。
訪問看護の場合、勤務時間はほぼ日勤です。
夜勤が絶対ないとはいえませんが、滅多にありません。
看護師の仕事は続けたいが夜勤ができない方にとって、日勤のみの仕事は大きなメリットです。
また、訪問看護の仕事は病棟看護の仕事に比べて患者さん1人1人に割く時間が長く、丁寧なケアができます。
コミュニケーションも濃密に取るので、その人にあった看護もできるでしょう。
病棟看護の仕事はやりがいがあったが1人1人に割ける時間が短く、せわしないと感じている方にとっては、訪問看護の仕事の方が適しています。
コミュニケーションや、患者さんやご家族との時間を大切にしたいと考える看護師にとっては、やりがいのある仕事と感じるでしょう。
向いている人必見!訪問看護師のデメリット3つ
訪問看護師は、以下のようなデメリットがあります。
- 病棟看護師に比べて給与が低い
- スキルアップとしては不向き
- キャリア構築にも不向き
訪問看護師は、夜勤がない分どうしても病棟看護師に比べて給与が低めになります。
その一方で、訪問看護に行くお宅によっては病棟看護同様の負担がかかるケースもあるでしょう。
そのため、割に合わないと感じる場合もあるかもしれません。
また、キャリアの構築やスキルアップも訪問看護の仕事をしていると難しいケースがあります。
最新の看護の方法を学びたい、専門看護師になりたいといった希望を持っているならば、病棟看護師として働く方が道のりはスムーズです。
訪問看護師は、培ったスキルを活かして看護を提供する職場と認識しておくとよいでしょう。
向いている人必見!訪問看護師に転職する際の注意点
訪問看護師の需要は年々増加しており、求人も増えています。
条件のよい職場も多く、病棟やクリニックに勤めている看護師の中には転職しようかな、と考えている方もいるでしょう。
しかし、訪問看護師にも向き不向きがあります。
患者宅への訪問は個人が多いので、チームプレイに慣れている方は慣れるまでが大変です。
また、キャリアを積みたい方やスキルアップをしたい方にも、訪問看護の仕事は不向きな場合が多いです。
メリット・デメリットをよく把握したうえで決断しましょう。
まとめ
訪問看護師は、これからますます需要が増していく仕事です。
その一方でキャリアを構築したりスキルアップしたりするには不向きです。
また、チーム一丸となって仕事をしたい方より、自分が丁寧に患者さんと向き合いたい方に向いています。
これらのメリット・デメリットをよく把握して訪問看護師への転職を考えましょう。
そうすれば、やりがいある仕事に恵まれます。
株式会社JINでは、訪問看護師としてともに働くスタッフを募集しています。
興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。